管理費・修繕積立金・長期修繕計画・大規模修繕工事などマンション管理組合の大切な資産、イベントを支援致します。

資料請求/ご相談は
こちらから

03-3538-1175
受付時間:土日祝日を除く平日9:00~17:30
2021/12/05
修繕工事

マンション建替えについて考えてみた(その1)

マンション建替えについて考えてみた(その1)

耐久性の観点

弊社がマンション管理組合コンサルタントとして携わらせていただいているマンションは、その建物形状から総戸数、築年数にいたるまで、実にさまざまです。その中で、築20年、30年、あるいは40年を経過したマンションの理事の方から、「マンションの建て替えについて、どのように考えたらいいか」という質問を受けることがあります。

築年数を重ねたマンションであれば、建物の将来は当然気になる問題だと思いますが、結論から言うと「マンションの建て替えはできるだけ避けたほうが良い」というのが私の考えです。

建築の工法は鉄筋コンクリート造・鉄骨造・木造に大別されますが、99%以上のマンションは鉄筋コンクリート造で出来ています。いわゆる「RC造」と言われるが、「マンションの建て替えはできるだけ避けたほうが良い」という理由を耐久性の観点から説明していきたいと思います。

鉄筋には「引張力(引っ張る力)には強いが、圧縮力(押しつぶす力)には弱い」という性質があります。反対に、コンクリートは「圧縮力には強いが、引張力には弱い」という性質があります。鉄筋コンクリートはこの両者を組み合わせ、互いの弱点を補い合うことで強い構造を作り上げているのが特徴で、耐震性、耐久性、耐火性、耐腐食性に優れ、機密性や断熱性も高いことが、多くのマンションで採用されている理由です。

鉄筋コンクリートは社会インフラのさまざまな場面でも多用されていますが、例えば擁壁や護岸、陸橋などのように、大規模な修繕をほとんど実施していないようなコンクリート構造物が実にたくさんあります。

地下鉄のトンネルもその1つです。日本で最初に開通した銀座線などは、開業から90年を超えており、トンネル内の壁から地下水がちょろちょろとしみ出しているところもありますが、現時点でそれが即、トンネル崩落などの大きな問題につながるようなことはありません。

もちろん、いずれの構造物もこまめなメンテナンスができるに越したことはありませんが、毎日絶え間なく車や電車が走る中で、大規模な修繕工事を行うことが難しいのは言うまでもありません。だが、それを差し引いても、コンクリートの構造物はそれだけ頑丈で、耐久性があるということです。

日本で初めて作られた鉄筋コンクリート造の建造物は、1911年竣工の三井物産横浜ビル(現・KN日本大通ビル)で、現在も使われています。関東大震災や横浜大空襲を耐え抜いたことで、鉄筋コンクリート造の堅牢さを証明する存在といえます。

これらの例からもわかるように、鉄筋コンクリート造の建造物は非常に頑丈で、タフなのです。また、コンクリートの性能や建造技術、工法の進化によって、強度や耐久性はさらに向上しているため、現代のマンションは、適切にメンテナンスを行っていけば、100年以上使い続けることができると言って良いと考えます。

マンションにお伺いする「無料出張セミナー」を行っておりますので、
マンションに関してお悩みのある方はお気軽にお問合せください。

著者/須藤桂一 株式会社シーアイピー 代表取締役社長
著者/須藤桂一
株式会社シーアイピー 代表取締役社長

ゼネコン勤務や、塗装工事会社・リフォーム会社の2代目社長として大規模修繕工事を受注している最中、様々なマンション管理組合の問題に直面し、1999年にマンション管理組合専門のコンサルタント会社であるシーアイピーを設立した。

これまで約33,000戸のマンション管理組合の相談を受け、問題解決を図る。

数多くのメディアに出演、書籍の出版や監修も行っている。詳細はこちらまで。


このページの一番上へ