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2021/10/22
修繕工事

単価と数量に注意

単価と数量に注意

信じがたい本当の話

首都圏のとある大型マンションでの出来事です。そのマンションの修繕積立金残高は約4億円。第1回目の大規模修繕工事において、Sという設計コンサルタント会社を選定し、資本金1億円以上や売上数十億円以上などの見積参加条件をつけて、7社ほどの見積参加申し込みがあり、その見積開封で修繕委員会は唖然としました。

最安値の会社が修繕積立金残高程度の4億円で、しかも残りの6社の見積り金額が4億円~4.5億円でした。なにかおかしいと感じた修繕委員会では、見積書明細書のチェックをしました。その結果「警備員」の項目に間違いを発見しました。大規模修繕工事では修繕工事を安全に保つために「警備員」を配置しなければなりません。その警備員費用の見積が「単価200円×数量14,500人」となっていました。「単価14,500円×200人」と記載すべきところを、数字を逆に記入しています。1社だけならまだしも、なんと見積提出の全ての会社が単価と人数を間違って記載していたのです。すべての会社が揃いも揃って数量と単価を逆に書くということがあり得るのでしょうか。

これは、本命の担当者が見積作成したものを、談合各社にメールで送信し、談合の当て馬各社は、単価と数量を少しずつ書き換え、結果的に本命の会社よりも少し高い見積り合計金額にするという部分で、どの会社もイージーミスに気が付かずに提出してしまった実例だと推察されます。

このマンションでは、後に総会を開いて、大手設計事務所との業務委託契約を解除しました。その後、建物診断調査を行うと、大規模修繕工事を急ぐ必要はないと結論付けられ、時期を見計らって再始動するということでした。

わかる範囲でもご自身で見ていただくこと、そしてセカンドオピニオンを検討することは非常に大切です。コンサルタントの多くは、「マンション管理組合は素人」と上から目線で決めつけますが、大きな間違いです。それなりの規模のマンションなら、建築、不動産、財務、調達と、その道のプロが住まわれているものです。プロが共同できる場さえできれば、悪質なコンサルや管理会社も恐れることはありません。

マンションにお伺いする「無料出張セミナー」を行っておりますので、
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著者/須藤桂一 株式会社シーアイピー 代表取締役社長
著者/須藤桂一
株式会社シーアイピー 代表取締役社長

ゼネコン勤務や、塗装工事会社・リフォーム会社の2代目社長として大規模修繕工事を受注している最中、様々なマンション管理組合の問題に直面し、1999年にマンション管理組合専門のコンサルタント会社であるシーアイピーを設立した。

これまで約33,000戸のマンション管理組合の相談を受け、問題解決を図る。

数多くのメディアに出演、書籍の出版や監修も行っている。詳細はこちらまで。


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