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2021/08/21
談合・リベートの打破

悪徳シナリオの一例

悪徳シナリオの一例

「あなた、責任取れるのですか」という殺し文句

長年、大手改修施工会社や管理会社に勤務し、業界の表も裏も知る建築士のN氏は「コンサルタントを選んだ時点でレールが敷かれている。」と指摘します。コンサルタントの一連の業務の中で、特に大きな鍵を握っているのが「施工業者の選定補助」です。業者の選定こそが運命の別れ道。談合する側は、そこに全神経を集中しているといっても過言ではありません。

コンサルタントの多くは、大規模修繕の元請け施工会社を選ぶにあたり、信頼性、瑕疵の保証能力を理由に「年商30億円以上」「営業実績20年以上」「資本金1億円以上」といった条件をつけて公募しよう、とマンション管理組合に提案します。納得してしまいそうですがここに落とし穴があり、こういった条件に該当する会社は公募段階で施工会社は数社に絞られてしまうのが実情です。

N氏は実体験をもとにマンション管理組合への見積書の「偽装」に触れます。
「数社が応募し、本命はA社だったとする。A社が工事の内訳のひな型を作る。そのマンション管理組合の修繕積立金の総額、ぎりぎりを狙って工事の内訳を決める。公正、公平という裏で、本命のA社の担当が、ひな型に沿って自社の見積書を作成する。その見積書を談合各社に配信し、数量と単価を少しずつ変えてA社よりも少し高い金額で、そして各社のフォーマットで見積提出をする。その取り仕切りはA社とコンサルタントで行う。」

見積を受け取ったマンション管理組合は、応募した施工業者を集めて選考会を開くことになります。本命が最安値を提示し、エース級の営業担当者がプレゼンテーションに挑みます。マンション管理組合の役員は「なるほど、そうか。ここに任せよう。」と引き込まれ、本命を選んでしまう・・・。

とは言っても、マンション管理組合にも鋭い方が中にはいらっしゃいます。「見積額が横並びの僅差で変だ」「別の工事会社からも見積を取ろう」と反対意見が出てくることもあると思います。

N氏は「そのときはトドメの一言がある。反対者に『あなた、責任取れるのですか。』と誰かが言う。コンサルタントでもマンション管理組合でも修繕委員でもいい。億単位の大規模修繕工事を、みんなで議論して施工業者を選んできた。それに反対する個人が責任とれるのか、と刀を突きつける。もう一言、『ここがどこよりも安いです』と念を押す。本当は仕組まれた見積だが、見た目は本命が一番安い。反対の声は瞬く間に萎んでしまう。」とその内幕を教えてくれました。

こうして大規模修繕工事が行われ、高額のリベートがコンサルタントに渡ります。管理会社が気脈の通じた設計事務所を設計監理に使う場合も、工事業者からリベートを吸い上げるケースが後を断ちません。少しでも怪しいと思った段階で、業界に精通したお知り合い、第三者の業者にぜひ確認してください。

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著者/須藤桂一 株式会社シーアイピー 代表取締役社長
著者/須藤桂一
株式会社シーアイピー 代表取締役社長

ゼネコン勤務や、塗装工事会社・リフォーム会社の2代目社長として大規模修繕工事を受注している最中、様々なマンション管理組合の問題に直面し、1999年にマンション管理組合専門のコンサルタント会社であるシーアイピーを設立した。

これまで約33,000戸のマンション管理組合の相談を受け、問題解決を図る。

数多くのメディアに出演、書籍の出版や監修も行っている。詳細はこちらまで。


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