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2021/06/21
マンション管理

機械式駐車場の扱い

機械式駐車場の扱い

機械式駐車場を維持していく場合

都心部で敷地に余裕のないマンションは、マンション全体の利便性や資産価値などを考えた場合、コストがかかっても機械式駐車場の維持が必要だという結論に達するところも多いと思います。その場合は、駐車場使用料を管理費会計に全額入れるのではなく、積立金会計にも入れて会計をしっかり分け、機械式駐車場の維持管理費を長期修繕計画にきちんと組み込んでおくことが大切です。

機械式駐車場の場合、エレベータほど独立系の点検会社が多いわけではないのですが、メーカー系と独立系の会社で競争原理を働かせれば、メンテナンス費用は適正化されていきます。しかし、最近の機械式駐車場は、形式が複雑化する傾向にあります。当然、故障も多くなっているようですが、独立系の会社ではメンテナンスしきれない可能性があります。そこで、メーカー系の保守会社が独立系に金額を合わせて、メンテナンスを継続してくれるように運ぶのが理想的です。

機械式駐車場は、マンションの中で最も部品交換や修繕を必要とする設備です。部品交換や修繕のたびに費用がかかってきますので、少しでもムダをなくすためには、保守会社が提案してくる修繕項目を、いわれるままに実施することは避けなければいけません。

◆提案された部品交換や修繕が本当に必要なのか?
◆工事のタイミングは本当に今がいいのか?
◆工事の範囲は適正か?
◆メンテナンスの価格は適正か?
といった点をしっかりと検討する必要があります。これも、素人のマンション管理組合だけで検証するのは難しいのですが、まずは保守会社からの点検報告書で確認するようにします。

また、単純な塗装工事などであれば、一般の塗装業者でも対応が可能ですので、保守会社だけでなく、工事の内容に応じた専門業者などを見積りに加えると、競争原理が働き、コストの削減につなげることができます。

ここで、機械式駐車場リニューアルのウルトラCを紹介しましょう。機械式駐車場の入れ替えには数百万円、あるいは数千万円という費用を積立金会計から支出しなければなりません。それを、10年から15年のリース契約+フルメンテナンス保守契約にします。そうすると、積立金会計からの支出ではなく、機械式駐車場の使用者が支払う管理費会計の駐車場使用料からの支出になります。つまり、駐車場使用者=受益者負担によるリニューアル+フルメンテナンスとなるため、機械式駐車場を利用していない区分所有者の理解も得やすくなり、機械式駐車場の入れ替えをスムーズに進めることができるかもしれません。ぜひネットなどで検索し、情報を集めてみてください。

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著者/須藤桂一 株式会社シーアイピー 代表取締役社長
著者/須藤桂一
株式会社シーアイピー 代表取締役社長

ゼネコン勤務や、塗装工事会社・リフォーム会社の2代目社長として大規模修繕工事を受注している最中、様々なマンション管理組合の問題に直面し、1999年にマンション管理組合専門のコンサルタント会社であるシーアイピーを設立した。

これまで約33,000戸のマンション管理組合の相談を受け、問題解決を図る。

数多くのメディアに出演、書籍の出版や監修も行っている。詳細はこちらまで。


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