マンション管理組合のランク付け

あなたのマンション管理組合は”Aランク”ですか?
一般的な管理会社は複数のマンション管理を委託されており、それぞれのマンション管理組合にフロント担当者をつけます。会社の人材には限りがありますので、当然、管理会社は効率を考えてフロント担当者を配置します。
マンション管理組合が非常に活発な” Aランク”のマンションには、「エース級」の社員をフロント担当者にします。そして、定例理事会にはフロント担当者だけでなく、上席の人間を複数参加させるなど、理事会対応にも余念がありません。
マンション管理組合に少し動きのあるような” Bランク”のマンションには、「中堅社員級」をフロント担当者にします。
そして、マンション管理組合が自ら全く動かない言いなりになっているような” Cランク”のマンションには、何をしても文句を言わないため、大きな問題を起こす心配もないので、「それなり」のフロント担当者があてがわれるか、またはフロント担当者が頻繁に交代するという対応になります。
ただし、例外として、規模が大きく、ランドマーク的なマンションの場合は、管理会社にとっては看板的な管理物件かつ大口の収入源でもあるので、例え” Cランク”のマンション管理組合でも、ある程度エース級の社員を投入するケースがあります。ですが、たいていはマンションの規模や所在地に関係なく、マンション管理組合の理事や役員の意識レベルに応じて格付けされていると思っていいでしょう。
マンションをより良くしたいとお考えになるならば、エース級のフロント担当者を一方的に求めるのではなく、マンション管理組合自体がまず”Aランク”になることを目指していただきたいと思います。
そのためには、まず1人1人の意識改革からスタートです。
マンションを創るのは管理会社ではなく、マンション管理組合ということを忘れないようにしていただきたいと思います。
マンションにお伺いする「無料出張セミナー」を行っておりますので、
マンションに関してお悩みのある方はお気軽にお問合せください。
- 著者/須藤桂一
株式会社シーアイピー 代表取締役社長
ゼネコン勤務や、塗装工事会社・リフォーム会社の2代目社長として大規模修繕工事を受注している最中、様々なマンション管理組合の問題に直面し、1999年にマンション管理組合専門のコンサルタント会社であるシーアイピーを設立した。
これまで約33,000戸のマンション管理組合の相談を受け、問題解決を図る。
数多くのメディアに出演、書籍の出版や監修も行っている。詳細はこちらまで。