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2020/04/06
マンション管理

機械式駐車場の契約をリース+フルメンテナンスにしたら…

機械式駐車場の契約をリース+フルメンテナンスにしたら…

修繕積立金から拠出せずに、受益者負担として一般会計から支出できた

「金食い虫」と言われて久しい機械式駐車場。最近の新築マンションでは機械式駐車場は敬遠され、平面式の自走式駐車場などが設置された大型マンションをよく見かけるようになりました。「国土交通省・マンション総合調査」(平成25年度)によれば、都市圏では40%ほどのマンションに機械式駐車場がありますし、平成7年以降に作られたマンションに限れば、全国で60%近くのマンションに機械式駐車場があります。マンション購入時に、十数年ごとに行う大規模修繕工事や機械式駐車場の入れ替えについて考える人はいないでしょう。

本当に恐ろしいのは2~3回目の大規模修繕工事時期なのです。2回目以降には、給排水管の更新や、エレベータ交換、機械式駐車場の交換などのタイミングが重なってやってくるからです。機械式駐車場をその先も維持するためには、交換しか手はなく、そのためには再び一時金徴収、更なる修繕積立金値上げ、場合のよっては最悪借り入れなどが必要となってきます。

満車でフル稼働していれば、その合意形成も不可能ではないでしょう。しかし現在、都市部のマンションを中心に機械式駐車場の空きが目立っています。それは運転をあきらめクルマを手放す高齢者が増えているだけでなく、若い世代のクルマ離れも進んでいるからです。駐車場収入の減少で、耐用年数経過後の交換はおろか、車が何台入っていようと毎年かかる維持費ですら負担になってきます。数台のために区分所有者全員が維持費や入れ替え費用を負担することに疑問の声も上がり、理事会方針が決まっても管理組合総会は紛糾するでしょう。あなたは自宅マンションの駐車場の現状を正しく理解しているだろうか?クルマを持っていようがいまいが、機械式駐車場がある限り、この問題から目をそらすわけにはいきません。

そこで最近は、多額に費用が必要な機械式駐車場更新工事を、修繕積立金会計から拠出するのではなく、リース+フルメンテナンスにして、一般会計から受益者負担として拠出する方法が出てきました。

まずは、フルメンテナンスにしたら、これまで歴代の理事や修繕委員を悩ませてきた、毎年のように提案される修繕ついて長時間の不毛な議論から開放されるだけでなく、機械式駐車場の安全性と利便性を向上し、突発的な修理が不要になります。

そして、リース契約によって修繕積立金から多額の支出をする必要がなくなり、一般会計から受益者負担として支払われるために、車を持たない組合員に対しても、しっかりと機械式駐車装置の入替えに対する説明責任を果たすことができ、総会での合意形成も得やすくなります。すでに、何社かが取り組んでいるようなので、お困りの管理組合は検索をしてみてください。

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著者/須藤桂一 株式会社シーアイピー 代表取締役社長
著者/須藤桂一
株式会社シーアイピー 代表取締役社長

ゼネコン勤務や、塗装工事会社・リフォーム会社の2代目社長として大規模修繕工事を受注している最中、様々なマンション管理組合の問題に直面し、1999年にマンション管理組合専門のコンサルタント会社であるシーアイピーを設立した。

これまで約33,000戸のマンション管理組合の相談を受け、問題解決を図る。

数多くのメディアに出演、書籍の出版や監修も行っている。詳細はこちらまで。


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