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マンション管理業界のホンネ

2017/06/30
マンション管理

管理費会計は「お財布」、積立金会計は「貯金」

「お財布」と「貯金」の捉え方

マンションでは、多くの区分所有者が快適に長期間住み続けるために、建物については計画的に補修や更新を行い、生活面においては区分所有者間でルールを定める必要があります。

このように、マンションの資産価値の維持・向上と、区分所有者の生活の維持・向上を継続的に行うことを、総合的に「マンション管理」と呼びます。

なかでも、日常的な管理業務や建物の定期的な補修・更新は、マンション建物の寿命を延ばす大切なものです。

そして、それらを行うためには、「管理費」と「修繕積立金」というお金が必要になってきます。

マンションの会計には、「管理費会計(一般会計)」と「積立金会計(特別会計)」というふたつがあります。

管理費会計はマンション管理組合の「お財布」に該当し、日常の必要に応じてお金の出し入れがあります。一方の積立金会計は「貯金」にあたります。

そして、お財布と貯金のそれぞれに収入と支出があります。

大まかには、まず収入として、管理費会計のお財布には一般的に管理費と駐車場使用料等(機械式駐車場だとここが問題となります)が入り、積立金会計の貯金には修繕積立金が入ります。

ここで警鐘を鳴らしたいのが、管理費会計に駐車場使用料を算入している事です。駐車場使用料の扱いについて、国土交通省のガイドライン「標準管理規約29条」では次のように書かれています。

「駐車場使用料その他の敷地及び共用部分などに係る使用料は、それらの管理に要する費用に充てるほか修繕積立金として積み立てる」

つまり、駐車場使用料は、積立金会計に本来算入することが基本であるという事になります。

この会計処理は、多くの管理組合の収支報告書において、収支を正確に見る事が出来ない理由となっているのですが、これについての説明はここでは割愛したいと思います。

さて本題に戻ります。支出としては、管理費会計のお財布からは管理委託費と水道光熱費などの雑費が出ていき、積立金会計の貯金からは大規模修繕工事費や設備更新などの費用が捻出されますが、管理組合の会計を語る上で、大切な用語の使い分けについて知っていただきたいと思います。

それは「管理費」と「管理委託費」です。

ときどき、「うちのマンションは管理費が高い」という言葉を聞きますが、それが管理費を指しているのか、管理委託費のことをいっているのか、実は話している本人もよくわかっていない・・・というケースが多いのです。

まず、「管理費」とは「お財布に入るお金」、つまりそれぞれの区分所有者が毎月支払っている、マンションの管理にかかわる費用のことです。一方の「管理委託費」とは「お財布から出て行くお金」、つまり管理費会計から管理会社に支払う管理委託の費用を指します。

「管理費」=「管理委託費」という図式にはなっていないのが通常ですが、その点をきちんと理解すると、マンション管理についてより理解しやすくなる初歩の使い分け知識です。

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