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マンション管理業界のホンネ

2017/03/27
修繕工事

管理会社の割高な修繕費用

管理会社への不信感のきっかけ

ある敏腕理事長の、割高な修繕費を追及した一部始終です

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理事会3期目、私はやる気のない前理事長より要請され、本来前理事長が就くべき相談役に引き続き留まっていた。

この期にその後の委託管理費削減活動を一緒に推進することになる役員4名(I理事長、H副理事長、N理事、M理事:N理事のみ自主的に前期から留任)と出会う。

皆、理事会活動に於いては積極的に発言する人達だったため、サイレントマジョリティが大半であった前期の理事会とは雰囲気が打って変わった。

前期の理事会で、私とN理事の発案から【立体駐車場を埋め戻して平面化する工事】を管理会社が競争原理のない施工で対応した。

ある理事会後に、今度は【給水直結方式化による貯水槽跡を駐輪場にする工事】を提案しようと考えていることを私に持ちかけてきた。

当、住民が所有していた自転車台数は当マンションの駐輪場の収容能力をはるかにオーバー(収容能力の約3倍)していたので、私は管理会社の提案内容は当マンションの問題点を踏まえた良いものに思えて、次の理事会で提案するように返答した。

理事会で管理会社フロント担当者は給水直結工事を提案したが、技術屋でこの分野に詳しいH副理事長、N理事は内容をその場で確認し、「ポンプ代、貯水槽撤去費用が相場より相当高いので、価格面を再検討するように」と提案書を突き返すことになったのだが、実は、この提案前に管理会社のフロント担当者は、施工予定者である業者に私のところへ工事の説明に来ていた。

それはどういうことかというと、理事会が工事の実施を承認する前から、工事の実施は行われることが当然のこととして施工業者が決められていたことになる。

この提案をきっかけに、理事会内において管理会社の提出する見積はべらぼうに高額なのではという疑問が伝播し、理事のなかには、管理会社は修繕工事で儲けを出す為に、工事を提案したのではないかとはっきりと言う者もいた。

H副理事長、N理事は管理会社に対して募ってきた不信感から、同業他社4社から見積を入手することを試みたところ、4社全てが管理会社の提示した見積より200万円以上割安な見積を提示した。

その後の理事会でH副理事長、N理事が管理会社に対して他社に発注する旨を迫ると、翌月の理事会であっさりと300万円の値下げをしてきた。これには理事会が驚き、値下げの理由を聞いたところ、フロント担当者は「A社のポンプ代が割高なので、B社のポンプに変更した。」と説明。

ここから、本来、管理会社は理事会に提案する前に業者からの提案内容を、内容と金額をしっかりと吟味すべきところ、それを全くしていないことが判明した。

この経緯から、理事会メンバーのH社の提案に対する不信感は決定的なものとなったのである。

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以上の実話は、このマンション管理組合に限ったことではありません。どこでも実際に起きている現実です。管理会社からの提案を鵜呑みにしていると、気が付かないところで組合の資産が必要以上に流出してしまいます。「うちは大丈夫」と過信せず、しっかりと判断する目をもって一つ一つの提案を吟味することが大切です。

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