管理費・修繕積立金・長期修繕計画・大規模修繕工事などマンション管理組合の大切な資産、イベントを支援致します。

ご相談お問い合わせは
こちらから

03-3538-1175
受付時間:土日祝日を除く平日9:00~17:30

マンション管理業界のホンネ

2017/01/25
談合・リベートの打破

エレベータ「談合3兄弟」

一世を風靡した名曲のメロディにのせて談合を歌う?

エレベータ「談合3兄弟」ってしっていますか?日立/東芝/三菱のエレベータメーカーです。
正確には他にフジテック/オーチスとあります。これらの会社は他社のエレベータ保守はやらないという協定があり、例えば三菱のエレベータ保守を日立や三菱は絶対にやっていません。そして、なぜだかどの会社も同じ様な料金で保守点検業務を受けています。

過去にはやった団子3兄弟という歌をご存知ですか?こんな替え歌をネットで発見しました。

♪♪(だんご3兄弟のメロディーで)
事前調整 談合 談合 ルール違反だ 談合 談合
しかしやりたい 談合 談合 談合3兄弟
今回指名 とうしば とうしば
次に指名は ひたち ひたち
それどこじゃない みつびし みつびし
談合3兄弟 だんごー♪♪

一方、世の中には「独立系」と言われる保守会社が数百社存在します。
以前は独立系の会社にはメーカーが部品を提供しないとか、提供しても故意に納期を遅らせるなどの嫌がらせが顕著に行われていました。そんな中、迅速なメンテナンスに支障が出るケースで裁判にまで発展し、独立系保守会社の勝訴に終わったことで、このような事態がなくなっていることは、ご承知の方も多いと思います。

また、時々耳にする人身事故についてお話しします。エレベータにおける人身事故のほとんどのケースは、本来、人が乗るエレベータではなく、荷物を載せる「簡易リフト」でおきています。ここに人が乗り込んで事故になったものや、保守点検中のエレベータシャフトに点検員が落下したものが報告されています。

これに対して一般的なエレベータの事故として2006年に東京都港区で高校生、2012年に金沢市でホテル従業員が、どちらもシンドラー製エレベータで起きた事故が記憶に新しいと思います。双方のケースとも扉が開いた状態で上昇しだし、挟まれて死亡したという同じ状況で起きたものでした。調査の結果、シンドラーエレベータの機械そのものの構造上の問題が原因だったと判明し、当然ながら現在シンドラーエレベータは日本から撤退する事態に追い込まれました。

つまり我が国にエレベータが入ってきて100年超の歴史の中で、人が乗るエレベータにおいて利用者が被害者となった死亡事故は、この2件という事になります。この事から見える事として、実は年間数千人が被害者となる自動車事故に比べると、エレベータという乗り物は遥かに安全といえます。

「エレベータはメンテナンスを間違えれば人命に関わることもある」と言われると、人間心理として何やらとても不安になる気がします。しかし、日本のエレベータは建築基準法で、使用する材質・強度等が厳しく規定されていて、機械的・電気的な2重4系統の落下防止装置、安全装置が義務づけられ、設置するときには、「確認申請」「工事完了検査」など、工事の各段階で行政の検査を受ける制度が確立しています。なので適切な検査と手入れをしていれば、そうそう事故が起こるような「やわ」なものではありません。

エレベータは建築基準法により年1回、有資格者による法定定期検査が義務づけられ、安全性が確保されている乗り物です。

だからと言って保守点検会社はどこでもいいのかという事にはなりません。注意する点として、独立系保守会社でも玉石混交、実力不足の会社も現実的にあるということを認識し、しっかりと保守内容を吟味して、メーカー系にとらわれずに、確かな目で比較検討をしましょう。

このページの一番上へ